腱鞘炎について

今回は最も腱鞘炎の中で多い指、手首についてのお話をしていきます。

原因は?
原因としては使い過ぎです。(酷使)

頻繁に使い過ぎていると腱と腱鞘が擦れ合う回数が多くなり炎症を起こします。

腱鞘炎になりやすい方を例に挙げると、
・パソコン作業が多い人
・重いものを持って振り下ろす作業の多い人
・鷲づかみで物を持つ作業の多い人
・産後の育児、抱っこが多い人
・激しいスポーツをする人
・体のゆがみが強い人

などが挙げられます。出産後にホルモンの関係からなりやすい時期もあります。また、子供を抱っこする機会が増えることと抱っこの仕方に問題があったりと男女比で見ると女性の方が確率と割合が多いように思います。

腱鞘炎の症状は?どのように進行していく?

基本的には痛い場所を使わなければ痛みがでることはありません。
初期症状・・・痛みまではでないがなんとなく違和感がある
中期症状・・・手首や指を動かすとあきらかなピンポイントではないが痛みを感じる
末期症状・・・ピンポイントで限局した痛みを感じる(少しの動きでも痛みを感じる)

腱鞘炎が早く治るために一番重要なこと!!

ここで一番重要なことは初期症状~中期症状までに完全に痛みを取りきれるようにケアをすることです。痛いけど我慢して使い続けることが一番治りを遅くさせます。いかに組織に負担をかけすぎないようにできるかということが重要です。
腱鞘炎になられる方に多いのですが、どうしても負担をかける作業が多い。(仕事でどうしても使わないといけないなど)
仕事をする➡組織に負担が増える➡痛みが出る➡仕事をする
この悪循環から抜け出すことが大事です。
その対処法として体のメンテナンス、ケアをする時間を増やすことです。いつまでも負担がかかっていては体が治ろうとしているものも治りません。

メンテナンスや、ケアの時間を増やすことについて
1ストレッチをする

2、サポーターをつける

3、整骨院、整体などで治療をしてもらう

4、整形外科で注射をうつ

まず1のストレッチをするですが、手首、指、痛い場所の近いところ周辺のストレッチをすることも、もちろん大事なのですが、全身どこのストレッチをしてもらっても構いません。これはなぜかというと体は全て繋がっているからです。痛いところのみのストレッチも悪くはないですが、全身が柔らかくなれば痛みのある部分の負担も減るからです。詳しくは整骨院での治療の仕方について。で説明しますね!全く何もしてないよ。という方はラジオ体操でも構いません!

2のサポーターですが、かなり有効です!!
サポーターで負担を減らしながら回復方向に導いてあげることが重要です。

ざっくりとサポーターを載せましたがサポーターの種類は沢山ありますのでその方の状態にあったサポーターを選ばないと意味がないサポーターをつけていても意味がないですからね(笑)
ご不明な際はご相談いただきましたら適切なサポーターをお伝えさせていただきます!

3の整骨院や整体などで治療をしてもらうことですが上記の悪循環のサイクルを変えていこうと思うと必ず必要になってきます。今や色々と治療院もあるのでどこに行ったらよいのかもわからなくなると思います。1つ言えることは患部のみ(痛いところしか診ない)所は避けた方がよいでしょう。痛みがある場所には痛くなった本当の原因がないことがほとんどなので痛くなった原因をとってくれるところに行きましょう!再発防止も含めてですね!!後は普通の電気治療器では電気を当ててもさほど効果はありません。しっかりと組織を修復してくれる電気治療器でないと早期回復は望めません。
当院では微弱電流(アキュースコープ)で腱鞘炎と闘います!!アキュースコープについてはコチラをご覧ください。機械の活躍についてもコチラをご覧ください。

4の整形外科で注射をうつですが、痛みだけとにかくとりたい!!という時に注射はかなり有効です。まれにあるのですが、効果があまり感じられなかったという方もいらっしゃいます。注射で全てが治るということではないのですが痛みを抑えてくれます。腱鞘炎の初期の症状であれば注射で当分痛みを感じなくなる方もいらっしゃいます。末期の症状である場合は定期的に注射も交えながら体のメンテナンスを増やしていく必要があるかもしれません。

本当に重度の場合は手術も視野に入れる必要もありますが、指や、手のひら周りの手術はかなりの技術が求められます。手のひらは腱や靭帯、筋肉、神経などが複雑に入り組んでいるため手術自体が難しいのです。できることなら手術をしない方向が一番です。手術をしても100%よくなる補償もありませんし、術後に癒着といって組織がくっついてしまい動きに制限がでることもあります。
手術をしたから終わりではなくて手術後のリハビリも頑張ってしていかないとまた再発や機能障害になります。手術してからリハビリを頑張るのではなく今のうちからリハビリの一環として上記のように対応することをおすすめいたします。

 

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